あー過ぎ去りし我が青春の宝塚 (主に月組)

ここは、宝塚のDVD鑑賞を日課としている、おじさんのページです。

大夢さん時代

バラの国の王子  アルジェの男  ダンス・ロマネスク

アルジェの男

                                               2011年作品

 東京宝塚劇場へ妻と次女と3人で行きました。

 幕が開く前のギターの音色が、ワクワクさせてくれました。この作品は青春ものです。

 ジュリアン(大夢さん)、ジャック(まさお君)、サビーヌ(夕妃ちゃん)、アンリ(みりお君)、そのほかのみなさん。みんな青春を精一杯生きています。

 そして、ボランジュ(リュウ様)とその奥さん(みずかさん)の、組長、副組長のこのコンビは見事でした。実にいい味があるのです。妻と次女はこの二人の演技にヒットしました。

 私は、自分の若かった頃を思い出しました。青春って、純粋なのに打算的だったり、好きなのに素直になれなかったり、優しかったかと思えば残酷だったり、まっすぐなような曲がりくねっているような、けっこう複雑です。まぁ、それだからいいんでしょうね。そもそも「青春」って誰が作った言葉なのでしょう。いい言葉です。

 野望を抱いてのし上がっていくジュリアン。そのジュリアンを執拗に追いかけるジャック。お世話になった人の娘だから、いやそれ以上の感情を抱くアンリ。

 そして、あの衝撃のラストシーンへ。私はウルッときました。

 話は変わりますが、私たちは開園時間よりかなり前に着きます。車で行って、日比谷公園地下駐車場に止めます。車のほうが、興奮をそのまま家に持って帰れるのでいいのです。

 この日もまず○○喫茶へ行くつもりでしたが、劇場の前で、ちょうど泉ちゃんと出くわしました。私は、宝塚ファンとしてのルールなどまったく知らないので、間近でマジマジ見てしまいました。きれいでしたねぇ。ファンクラブのみなさんにはちょっと迷惑だったかも。ごめんなさい。

 

この場面が一番好き  第9場 B 小公園にて

 愛されていると信じていた盲目のアナベル(みらちゃん)は、ジュリアン(大夢さん)とエリザベート(りおんちゃん)の会話を耳にしてしまい、失望のあまり気を失ってしまいます。

 このとき常にそばに寄り添うアンリ(みりお君)が、あわててアナベルを抱きかかえるのですが、それがカッコいいのです。どうしてあの細い身体で、軽々とみらちゃんを・・・。アナベルはすぐに気が付き「アンリ。もう大丈夫だから。おろして」と。そのおろし方がまたいいのです。みりお君というのはほんとにカッコいいです。

 そのあと、朝の湖という歌に続きます。銀橋で唄うアンリ、ステージの正面後方でアナベルが沈んでいきます。いやぁー、グッと来るでございます。ここは。

 

この歌が一番好き  第1場 ジュリアン・クレール  ジュリアン・クレール

 シーンの題と歌の題がいっしょです。

 この歌が、このミュージカルをよくあらわしていると思います。青春ということばがたくさん出てきます。「いつかきっと・・・・・・・・この手で」という歌詞が耳に残りますね。

 明るい歌ではありませんが、第1場のこの歌で、なんとなくこのあとの波乱を感じて期待が高まります。大夢さんは歌がうまいので、聞いていて気持ちがいいですね。

 私は本来明るい歌が好きですが、これは別でございます。

 それと歌ではなく踊りですが、ほとんど月組総動員の踊りもまたいいです。

 

このせりふが一番好き  第3場 ボランジュ家

 ジュリアンはボランジュ(リュウ様)から財布をスロうとしますが、失敗。ボランジュのほうが役者が一枚上だったのです。

 ジュリアンは危害を加えようとしたのになぜか屋敷に連れて行かれ、ボランジュの妻のルイーズから、いろいろご馳走になるのです。ここらのシーンでジュリアンが言います。

 「あんたのかみさん、すこしおかしいんじゃないの」

それに答えて

 「あれの良さは、お前には分かるまいなぁ」という、ボランジュのせりふが好きですねぇ。ボランジュ夫妻の波乱万丈の過去が垣間見れるような。そして、それを二人で乗り越えてきたという感じがにじみ出ているようです。リュウ様とみずかさん、いい味だしますねぇ。私も結婚○○年です。かっこよくあんなこと言ってみとうございます。

 

胸キュンの一瞬  第6場 めぐりあい A マルトの店

 仲間に誘われて、ジュリアンもパリの下町に繰り出します。ここはナイトクラブ。実は、ジュリアンを追いかけてパリに出てきていたサビーヌ(夕妃ちゃん)がダンサーとして働いています。そして、サビーヌは今はジャック(まさお君)と・・・。

 このシーンの夕妃ちゃんの踊りは見事です。衣装もすごいけど、あれだけの体当たりの演技ができる人はそういません。すてきです。

 客席に腰を下ろすジュリアン。何も知らずに踊りながら客席を回るサビーヌ。そして胸きゅんの一瞬でございます。

 踊り子の方を振り向いたジュリアンと、そこにいるはずのないサビーヌが間近で目を合わせてしまいます。声には出しませんが、驚くジュリアンとあわてるサビーヌ。運命とは、青春とは、ときに残酷です。でも、これが青春ですね。切なく、ほろにがく、やるせない。あー、胸が、胸が・・・。

 

せりふは少ないけれど、この人は

 幕が上がって最初に登場します。ピエール(華蘭ちゃん)です。そんなにせりふが少ないわけではありません。けっこう目立つ位置です。私はピンパーネルのときから注目していました。

 ピエールとしては、ジュリアンの忠実な弟分のつもりなのでしょうか。「アニキー」とジュリアンにまとわり付く感じがかわいらしいんですよ。このピエールはパリの場面ではぜんぜん出てきません。演出上無理なのでしょうが、ピエールをもう少し観たかったです。

 

ダンス・ロマネスク

 このショーはものすごくいい出来ばえなのではないでしょうか。どの場面も楽しめます。順位を付けるのはひじょうにむずかしいです。

 スタートからグイグイ引き込まれますね。♪ダンス・ロマネスク♪というのが頭の中で回ります。

 第2章のまさお君と泉ちゃんは見ものです。泉ちゃんは悪役なのですが、人の良さがどこかに出てしまうんですね。憎めない悪者です。

 中詰もいいです。これが月組でございますよ。ステージ上のみなさんの楽しさが伝わってきます。舞台というのは毎日毎日同じことを繰り返しやるので、体調や気分のおもわしくないときもあるのでしょうが、これがプロなのですね。

 フィナーレでゆずの曲を使っています。大夢さんがうまく歌うので、はじめは「この曲は、聞いたことがあるけど、なんだったっけ?」という具合に、わかりませんでした。ゆずの曲での黒燕尾というのもいいものです。

 そしてこのショーは、手を振りながらではなく、踊りながら幕が閉まります。こういう終わり方もあるのですね。

 

第3位  第3章 ノートルダム・ド・パリ

 何かで読んだような気がするのですが、大夢さんは、いつかこの役をやりたかったとか。何度も言いますが、この人はなんでもできちゃうんですね。テレビ番組のカフェ・ブレイクで、みりお君が「霧矢さんは、何でもおできになるんです」と言っていました。

 最初に♪もしも僕の背中に羽が生えてたら・・・♪と歌いながら銀橋を行きますが、この姿には驚きました。この人はすごい人でございます。

 カジモドが死んでしまい、うつろに踊るエスメラルダ(夕妃ちゃん)にはグッときましたね。

 ラストは冒頭の歌のとおり、カジモドは大空へ羽ばたいていきます。妻と次女はここでウルッときたそうです。

 東京公演では、このノートルダム・ド・パリはせりふがありませんでした。私的には、せりふなしの方が訴えるものがあるような気がします。

 

第2位  第4章 月色男子

 「月色男子」というネーミングにやられました。9人ともかっこいいですね。ノリノリの曲で踊りもいいです。頭の中で回ります。ちょっとクセになりますです。

 これもカフェ・ブレイクで、中井美穂さんが「これでデビューすればいいじゃないですか」とみりお君に言うと、「そうなんですよ。でも、どこへ行けばいいんでしょうか?」と答えていました。宝塚にいるのだからどうにでもなりそうですが、たしかにこの公演だけで終わってしまうのはもったいないような気がします。

 ほんとになんとかならないものでしょうか。かっこいいですよ。

 

第1位  第1章 ダンス・ロマネスク

 とにかく月組は、こういう場面になるとほんとに楽しそうです。

 しかも、私は妻と次女と3人で、東京宝塚劇場1階の正面やや後ろのほうに座っていました。途中でみんなが客席に降りてくるのですよ。すぐそこに夕妃ちゃんが、まさお君が、みりお君が、リュウ様が、泉ちゃんが、あー、もう誰を見ればいいのかわかりません。

 DVDで見返すと、この降りてきてくれたシーンはそんなに長い時間ではありません。でも私たちの思い出の中では、けっこうな長さなのでございます。

 月組のみなさん。いい思い出をありがとうございました。とにかくきょろきょろしてしまいましたよ。楽しかったです。ほんとに。

 

バラの国の王子

2011年作品

 いろいろなものをかぶりますね。大夢さんは。しかも、けっこう重たそうですが。

 だけど、こういうものをかぶっても美しいですね。

 

 これも、東京宝塚劇場に観に行きましたよ。

 

 この作品で、夕妃ちゃんが進化しているような印象を受けました。さすが、トップスターですね。キラキラして見えます。

 美しいといえば、清き仙女のみずかさんです。こういう役をやらせると、この人の右に出る人はいませんね。ほんとに美しかったです。

 そして、いい味を出しているのはこの二人。長女のマギーと次女のゆりのちゃんです。この二人は同期生なんですか。息もぴったりで、意地の悪い役を楽しんじゃってますよね。私、こういうの好きです。ハイ。

 ストーリーは有名ですから、そういう面でのハラハラドキドキはありませんでしたが、大夢さんの衣装や家臣たちが持っていた動物の顔には驚きました。観ているうちに、だんだん動物に見えてくるから不思議です。

 みなさんうまいですね。宝塚はいいです。

 

この場面が一番好き  第11場 野獣の邸

 ベルが父といっしょに野獣のところへ来ました。いっしょに来た父は帰ってしまいます。

 心細い思いをしているベルの前に、野獣に姿を変えられた家臣たちが現れます。

 ベルの心を和ませようと思ってのことです。

 

 この場面は楽しいです。

 月組の得意なところではないでしょうか。

 

 家臣たちも心細かったのですよね。

 このまま、誰も訪ねてこないんじゃないか。

 自分たちもこのまま野獣のままで・・・。

 

 みんなが楽しいんですよね。

 とにかく楽しいそうで、私は好きなのです。

 

この歌が一番好き  第14場 銀橋  もの言わない動物に

 ベルに「愛してはいません」と、言われてしまいます。

 悲しいです。あー、どうしよう。

 

 大夢さんは歌がうまいです。

 どんな場面でも歌は大事なんでしょうが、こういう場面は特に大事なような気がします。

 

 悲しみが伝わってきますねぇ。がっかりです。

 

 楽しいほうがいいですが、ときにはしみじみと・・・。

 

このせりふが一番好き  第18場 王宮の廊下

 せりふというか、歌というか。

 

 アンリ(いずみちゃん)が、この国を出るべきか、とどまるべきか悩みます。

 王(まさお君)が、あまりにもわがままなのでもてあましてしまったのでしょうね。

 

 アンリの出番は少ないのですが、いい味が出ています。

 妙に耳に残るんですよ。

 

 ♪この国を出るべきかー、とどまるべきかー♪

 

胸キュンの一瞬  第21場 大団円 

 この場面で、歌をうたいながら王子とベルが舞台の左袖に移動します。

 

 そこで、♪うー♪うー♪というところがあるのですが、そこなのです。

 

 わかっていただけますか?

 

 家族は誰も理解してくれません。「なんでー?さっぱりわからない」と。

 

 何度観ても、胸がキュンとなります。最高です。

 

 

せりふは少ないけれど、この人は

 王子の子ども時代を演じた「花陽みら」ちゃんです。

 かわいいです。

 

 スタジオ54で、婦人警官役をやったときのみらちゃんはよかったです。

 まったくはじけてしまっていました。

 月組にはそういう人が多いような気がします。

 

 あり得ないこととは知りつつも、もう少し子ども時代の王子を観ていたかったですね。

つづく

「清く 正しく 美しく」小林一三先生ありがとうございます。

もちろんつづくでございます。

「写真はDVDについているパンフから撮りました」

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